DTMを始める際の必要最低限の機材「その4」

5.オーディオインターフェイス

「オーディオインターフェイス」とは簡単に言うと、パソコン内の音を「録音/出力」する為の機械になります。

DTM機材の中で、非常に優先順位の高い機材でもあります。何故なら肝心の出音が良くないということは制作している楽曲の録音した素材や、最後のミックス作業のクオリティに影響が出てしまうということです。

ですので、初めての機材であっても慎重に選ぶ必要があります。価格は安くて2万円~20万円台のもの迄ありますので購入しやすい価格帯の物から順にご紹介して行きます。

※製品の値段は常に変動する物の為、各製品の市場価格は製品の写真をクリックしていただけると外部サイトにて確認出来ます。

 

1.Mackie Blackbird


とにかく機械が苦手という方に絶対オススメ!!MacでしたらUSBでこの本体を繋げたら「はい!!セッティング完了!!(笑)

【特徴】
操作は手前の5つの摘みだけ(笑)専用のややこしいソフトウェアもありません。本体を接続した後はLogic側で入力先を選ぶだけです。

マイクやギターの入力は2つ(モノラル)スピーカーに出力は1つ(ステレオ)のシンプル構成。

個人的には機材が苦手で、まだ色々と判らないことが多いという歌い手の女性ユーザーに一番初めのインターフェイスとしてオススメしています。
歌を録るにしても「Onyxプリアンプ」というものがあり、簡単に説明すると同じ価格帯の中ではかなり良い音で録ることが出来ます。

 

2.Zoom TAC-2


最先端の接続技術を採用したのは意外にも日本が誇る老舗メーカー。圧倒的なコストパフォーマンスでDTM業界に殴りこみ!!

【特徴】

発表当時、全Macユーザーに衝撃が走った「Thunderbolt」という現状最速と言われている接続規格を搭載した本機。基本ギターのエフェクターを主に手がけている印象の強いメーカーだけに発売当初「大丈夫?」と思っていましたがゴメンナサイ…(笑)以外と良くて、外出先での使用用途に買っちゃいました(笑)

音の解像度もこの価格帯では全然Ok!!若干ハイよりな印象を受けますが許容範囲でしょう。本体の電源供給にアダプターも必要無く「Thunderbolt」ケーブル1本で完結します。

さすが「ThunderBolt」を採用しているのでレイテンシーと言われる。音の遅延に対しても非常に良い結果が出ています。※64サンプル設定で2.9ミリ

TAC-2

 

3.audient id14

id14_2

まさか…イギリスから黒船到来!!突如現れた小さな巨人はその圧倒的クオリティで他の同価格帯製品を一切寄せ付けない!!

【特徴】
このメーカーは本当に採算がとれているのでしょうか?正直お値段の2倍以上の価値があります。憎たらしいくらい実にうまいところを攻めています。とにかく音を聞いてと言いたいのですが、中々オーディオインターフェイスの視聴というのは難しいので頑張って書きます(笑)

解説がちょっと難しくなりますが、オーディオインターフェイスというのは音の正確さを追求し過ぎてしまうと音楽的にはどうしても面白みの無い音になってしまいます。同じく、アナログらしさを求めていくと今度は音の正確さといいますか判りやすくいうと定位が曖昧になって来てしまったりしますので「マスタークロック」など10万以上の機材を別途購入して整える等の処理が必要になってきます。

このインターフェイスはこの音の正確さとアナログの量感が非常にうまいバランスで保たれていて、「正確だけれど音楽的に大切な部分をきちんと残してくれている」そんなインターフェイスです。

マイクプリも非常に優秀な為、歌の録音にも是非。万人にオススメ出来るオーディオインターフェイスです。

もう1ランク上を狙うのであればこちらも是非。個人的な見解ですが、こちらの方が少し音が良かった気がしました。私も現在メインで使っております。

【audient id22】

 

4.Apogee Duet for Mac iOS


「Logic Pro X」との親和性を求めたらApple社も認めるApogee社の1択!!「WAVES Silver」まで無料で付属する本機でこれから制作環境を整える全てのユーザーをトータルでサポート!!

【特徴】

Logicと言えばやっぱりApogeeですね。Apple公認と言えるくらいLogicとの親和性が一番高いメーカーになります。

本体のマイクプリの増減も、Logic内部でコントロールすることが出来るようになっていますのでより使いやすくなっています。

音質については少し派手目の印象なメーカーではありますが、最近は以前のような派手過ぎる印象は無く、とてもクオリティの高い製品に仕上がっております。

現在は、WAVESプラグインも付属しておりますのでこれから始められる方には非常にオススメな製品になっております。

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